みなさんこんにちは
カリントウです。
今回はヒールフックの用途とコツについて解説しようと思います。
ヒールフックが苦手な人、ヒールフックがうまくなりたい人は是非参考にしてみてください。
![カリントウ](https://fitness-base.com/wp-content/uploads/2022/02/0d6f050e2e434471f0040b9f772d4dea-150x150.png)
カリントウ
ボルダリング歴は3~4年です。
普段はジムで1Qぐらいのグレードを登っています。
外岩では初段を登りました!
私もヒールフックは苦手でしたが、以下で紹介するコツを意識することでできる様になりました!
ヒールフックの用途
ヒールフックとは、ホールドに踵を引っ掛ける(フックする)ムーブです。
主な用途は二つで、高い足に乗り込む時と踵を引っ掛けることで体を安定させたい時に使います。
高い足に乗り込む時
高い足に乗り込んだり、手で持っているホールドに足を乗せたりする時、つま先で乗ろうとしても窮屈でうまく行かない時があります。また、つま先で乗れたとしても、壁から剥がされやすなり次のホールドが取りにくくなります。
その様な時にヒールフックを使うと上手くホールドが取れる様になります。
まず、つま先より踵の方が足が上がるので、高い位置に乗せやすいです。
また、踵を支点にできるので、狭いムーブでも足に乗り込みやすいです。
こちらの用途では、股関節や足首の柔軟性や、上半身のロック力が必要になることが多いです。
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踵を引っ掛けることで体を安定させたい時
スラブでノーハンドになる時や、傾斜壁でクロスでホールドを取る際に体を安定させる時などに使用します。
同じ用途でトーフックを使うこともあると思います。
ただ、トーフックはかけるのに体と壁にスペースが必要だったり、腰を落としたりする必要があるので、かけるホールドが体に近い時や、クロスで取る先のホールドが高い位置にあるため腰をあげる必要がある時はヒールフックの方が有利です。
こちらの用途では、裏もも、お尻、背中にかけての筋力と体幹が必要になります。
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ヒールフックのコツ
ヒールフックのコツを以下に5つ紹介します。
足は壁と並行にする
ヒールフックする足は壁と並行にしましょう。
壁に対して垂直に足を置くと、かけづらく、力も入れづらいです。
また、足先を動かすスペースがなくなるので動きづらくなります。
壁に対して並行に足を置くと、足先を倒したり捻ったりすることができます。
そうすると、乗り込みやすくなったり、腰を壁に近づけやすくなります。
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自分の腕の外側から足を上げる時は、踵の外側からかける
こちらは、手に足でヒールフックをする時のコツです(手にヒーと言ったりします)。
自分の腕の外側から足を上げて手にヒーをする時は、踵の外側からかけるようにしましょう。
足上げ位置が高い場合、足を上げている時は体がホールドの方を向いてしまうため、はじめから足を壁に並行にしてヒールフックをかけるのが難しいからです。
そういう時は、踵の外側からかけて、膝を立てながら踵に乗り込むと、体は壁の方を向き、足は壁と並行になります。
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乗り込む時はつま先を倒す
踵に乗り込む時はつま先を倒しましょう。
つま先を倒さないと、膝の位置が固定してしまいます。
そうすると、乗り込みたい方向に体が移動してくれません。
つま先を倒すと、膝が倒れてくれるため、乗り込みたい方向に体を持って行きやすくなります。
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フックしていない方の足でバランスを取る
ヒールフックをかけるホールドが小さい時や、かけにくいボテホールドの時は、
フックしていない方の足でバランスを取りましょう。
例えば、以下のイラストの様な状況の時、足をホールドに上げるまでは、フックしていない方の足はホールドを踏んでいる方が上げやすいです。しかし、フックするホールドが悪い時は、ホールドを踏んだままだと体が安定しないため、手を離した瞬間壁から剥がれ落ちてしまいます。
そこで、フックしていない足を大きく開いて、壁にスメアすると体が回にくくなり壁から離れなくなります。
ヒールフックが安定しないと思ったら、フックしていない足を大きく開いてスメアしてみると安定しやすくなる場面は多いと思います。
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ロック力を鍛える
これはコツではないかもしれないですが、ロック力を鍛えましょう。
ヒールフックを使う場面では、ロックをすることが多いです。
また、悪いホールドへのヒールフックでは、どうしても上半身の力がないとかからないモノもあります。足のムーブなので、どうしても足ばかりに意識がいってしまいますが、上半身のロック力もヒールフックには欠かせない要素になっています。
ヒールフックの注意点
ヒールフックは、日常生活や他のスポーツではあまりやらない動きです。
大前提、慣れない動きであるということは認識しておいてください。
無理をせず少しずつ練習してください。
あまり無理をすると、膝を痛めたり裏ももを痛めたりします。
足首と股関節の柔軟性を向上させると、ヒールフックがかけやすくなったり、
ヒールフックにて怪我をしにくくなるので、体が硬い人は柔軟をしてみるといいかもしれません。
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今回はヒールフックについて解説しました。
クライミングでしかやらない動きなので、なかなか難しいと思いますが、できる様になると登りの幅が増えて、よりクライミングが面白くなると思います。
他にも色々なコツを解説しておりますので、興味のある方はチェックしてみてください。
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